昨日、相馬に行き、若い漁師の方と話す機会を得た。試験操業は開始になるということであったが、大手を振って本来の漁ができる状況ではない。聞けば、漁師という職業はいろいろな規制に縛られている職業だということが分かった。漁ができるエリアも決められているし、水揚げできる港も決まっている。お話を聞いた若い漁師の方は4県操業といって福島以外の3県の沖合において漁ができる権利を持っているということであるが、他県の漁協から漁にくることを拒まれているということである。県域の水産資源の保護、自分の組合員の保護などいろいろな考え方があると思うが、同じ漁師仲間という考え方で、福島の若い漁師の人たちに漁をさせて上げることはできないのであろうか。東電や国に補償してもらえるからいいだろうということだけではなく、やはり若い漁師の方達には漁をさせてあげ、後継者を日本として残して行くことも必要ではないだろうか。
震災からの復興について原点に立ち返った取組みが必要である。人として何が大切なことなのか。今ある制度や規制の上に考えるのではなく、柔軟に取り組む必要がある。これにはやはりトップの力だと思う。トップ、リーダーがとにかくいない。震災という状況にあった初めて分かった。人はとにかく責任を取りたくないということ。自分が大切だと思うこと、信念を持つ人はそのために責任をとるということをする。責任をとるという覚悟をもって行動するリーダーが被災地には必要である。

