2013年8月19日月曜日

お盆

 お盆の季節となった。福島ではフェスティバル福島というのが街中で開催され、有名ミュージシャンが集まり盛大に盆踊りをおどったらしい。私は仕事で街中にはいたが、駅を挟んで反対側で踊っていたらしく音も聞こえて来なかった。盆踊りのテーマは「ええじゃないか」というらしい。なんか終末的な臭いもするが。
 仕事を終え、夕方から娘をつれて土湯温泉の盆踊りを覗いてみた。こちらは小ぢんまりと温泉街の中にやぐらが組み立てられ、地元の人が踊り温泉客が見物といった風景。仮装盆踊りらしく、8割くらいの人はちょっとした仮装していた。中途半端な感じが田舎風で雰囲気が出ていた。温泉街の道には名産であるこけしの提灯らしいものが並べてあり、こちらも雰囲気があり、昭和のお盆という感じである。
 お盆の夜の空気感というのは独特である。夏の夜の空気というか。じっとりという重い空気が静かに満ちているあの雰囲気。その雰囲気の中で家族が集まり、死者の霊を向かい入れる。目に見えない物を感じるそれがお盆だと思う。お盆とかお正月という行事はけっしてなくならだろうし、その中で感じる雰囲気も日本人として時代を超えて共有できるものなのかも知れない。人と人が共有できるものというのは有りそうでない。まして時代を超えて共有できるものなど。神社仏閣など歴史を経て、あるものなどにはそのような雰囲気があり、人々に共有する何かがある。目に見えないものを大切にしてきた日本人である。この雰囲気を感じる行事やお祭りなど大切にしていくことが必要だと思う。人と人が共有する何か。それがなくなってしまえば日本人が日本人でなくなり、様々なひずみが出て社会がおかしくなるのではないだろうか。政治や教育など、その様なことにもっと目を向けるべきである。都合のいいナショナリズムやスローガンで日本人の共有を無理矢理作り出すのではなく、伝統の行事や文化に隠されている、静かに、それでいてエネルギーがある雰囲気を大事にしていくことこそ、今、日本にとって必要なことであると思う。

  


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