二本松の仮設住宅で所属するボランティア団体と自治会が共催で夏祭り・盆踊り大会を開催した。非常に盛り上がり、夜遅くまで宴が続いた。仮設の皆さんにとってはこのような大勢の人たちと賑やかに過ごす楽しみが一番楽しいようだ。ともすればマンネリになりかねない仮設住宅での生活。住み慣れた土地を離れての生活。周りに友達もいなければ部屋に籠りっぱなしという人も多いだろう。生活不活発病という病気もあるらしい。痴呆症や成人病に繋がっていく恐れも有り、少しでもアクティブに、生き生きと生活してもらうことが、今後も長く(残念ながら)つづく仮設住宅生活者には必要である。
夏祭り自体は焼き鳥やかき氷などの屋台とやぐらを建てた盆踊りとシンプルなものであったが、仮設住宅の方達だけでなく、支援する我々ボランティア団体も多いに楽しむことができた。盆踊りに参加するのが初めてという人もおり、コミュニティが希薄になっている現代では昔からある盆踊りでも新鮮になるのだなと思った。
さて、夏祭りは大成功であったが、今後も2回、3回とこの夏祭りを続けていくことがいいことか、あるいは悪いことの中と思ってしまった。夏祭り自体は参加される方は楽しいし、周辺の方達とのいいコミュニケーションの場にもなる。しかし、来年度以降も夏祭りが行われるということは、それだけ避難が長引くということでもある。この状況でいけばおそらく数年はこのままの仮設住宅での生活が続くはずだ。仮の町構想も用地買収も進んでいないなかでどれだけ実現性があるのかまったく見えない。おそらく、このまま借り上げ住宅と仮設住宅が複数の市町村の中にある形が続いていくのだろう。
この二本松仮設住宅では自治会長のリーダーシップもあり、また、少人数の仮設住宅ということもあるのだろう、住民は皆、仲が良くほぼ毎日のようにサークル活動があり、それとともに四季折々のイベントなどがある。こんな幸せな仮設住宅暮らしはないという方もいらっしゃるくらいである。仮設の住環境は厳しいものがあるが、それだけでなく人と人の繋がりやソフト面の充実により幸せが作り出せるということがわかる。
いっそのこと、こちらの仮設住宅は60代以上の方ばかりなので、このまま仮設住宅老人ホームにできないかとも思ってしまう。せっかくできなた人の絆を壊さず、老人ケアの仕組みを導入できればいいと思う。
0 件のコメント:
コメントを投稿